1. 予算が、用途に合っているか

あなたが贈ろうとしているお祝い花は、どのような用途でしょうか？
誕生日？開業祝い？引っ越し祝い？
それぞれの用途にはだいたいの「相場」があります。
それを知った上でお花を選ぶようにしましょう。

用途ごとの詳しい相場や予算などは、各お祝いページに記載されていますが、大体の目安は右の通りです。

2. 選んだ花の種類が、用途に合っているか？

例えば開店祝いに花束を贈るのは、花贈りのマナーとしては優れているとは言えません。
なぜなら、開店当日は何かとバタバタしているもの。花束を花びんに飾るには一度ほどいてから花びんを準備して活けなおさないといけないため、少し手間がかかります。
開店祝いなどは花束など手間のかかるものは避け、その他のフラワーギフトを贈るようにします。

フラワーアレンジメント

どんなお祝いの用途にも合いますので、迷ったかたはこちらを選ぶとよいでしょう。
予算や相場と相談しながら、イメージに合ったものを選びます。

胡蝶蘭

開店祝いや開業祝いなどに特にあっています。重要なビジネスパートナーの記念日や、イベントなどに贈るのもよいでしょう。
ただし、胡蝶蘭は場所をたくさんとるため、あまり小さいお店に大きな胡蝶蘭を届けると置き場所に困ってしまいます。
また、開店、開業が午前中の場合は、当日ではなく前日にお届けするように心がけましょう。
前日に箱から出して飾っておければ、当日の開店作業もスムーズです。
逆に当日に届いても、忙しい中、箱から出して飾るのには手間がかかります。

スタンド花

開店祝いやコンサートなどのイベントに最適です。
見た目が華やかで大きさも大きいので、人目にもつきます。
スタンド花はお花屋さんが直接配達、設置、撤去までやってくれますので、手間がかかならい点もいいでしょう。
ただ、結婚式、開業祝いなどにはあまり使われません。
お店の開店と事務所などの開業は少しニュアンスがちがいますので、開業祝いにスタンド花を贈るのはセレモニーがある場合などに限られます。
結婚式にスタンド花も、あまり一般的とは言えません。
新郎、新婦様から希望がある、もしくは特別な事情がある場合を除いて、スタンド花を結婚式のフラワーギフトに使用するのは避けたほうがいいでしょう。

花束

誕生日や記念日のお祝いには花束が適しています。
特にお花が好きなかたに贈る際には、フラワーアレンジメントよりも花束のほうが喜んでいただけるかも知れません。
花束はほどいて1本1本を飾る事ができるため、お花が好きな方にはフラワーアレンジメントよりこちらをおすすめいたします。
あとは誕生日にバラの花束を贈るのもおすすめです。
ゴージャスな印象があるバラは20本ほどの花束にすると、とても高級感が出ます。
花束を使うのにあまりおすすめでない場面は、開店や結婚式など、当日贈り先様が忙しくしている場合です。
それと、米寿など高齢のかたに贈る場合は、1人暮らしのお年寄りが花束をほどいて飾るのは手間ですので、フラワーアレンジメントにしたほうがいいでしょう。