最終更新日:2024年10月09日

 四十九日法要を自宅で行う 際のお供え花、お悔やみ花の選び方、マナー、タブーなどを完全ガイド【2024版】

ここ最近では、葬儀の小型化にともない、四十九日法要をご自宅で済ませる、または家族のみで四十九日を行うご家庭が増えてきております
家族が離れて暮らす事が多くなるなか、ご自宅での四十九日法要のニーズは高まってきております
四十九日のお供え花をご自宅に飾る際に気になるマナーやお花の選び方、タブーのお花やお供え花の最新事情をこのブログで解説していきます。


四十九日のお供え花


(1)お供え花の選び方

四十九日に適したお花の種類


四十九日法要では、一般的に白を基調とした花が選ばれます。
代表的なお花は以下の通りです

菊:
菊の花 日本で古来より愛されてきたお花です。最近では品種改良も進み、かわいいタイプのマムゴージャスな花弁のものがありますので、一概に菊と言っても様々な種類があります。

ユリ:
ユリの花 こちらもお悔やみの花ではよく使用される花です。花保ちもよく可憐な花姿がお供え花に人気です。
ただ、ユリ科の植物は猫の腎臓に悪影響を及ぼすため、自宅に猫がいる場合には避けましょう。

カーネーション:
カーネーションの花 白系のカーネーションもお悔やみの花ではよく使用されます。献花などでは菊でなくカーネーションを使う場合もあります。
白のほかにも、様々な色があり最近では染めたタイプのカーネーションも人気です。

そのほか、トルコギキョウバラガーベラなどもお悔やみの花として人気があります。
そういったお花の入ったフラワーアレンジメントを選べば、お供え花に最適でしょう。


四十九日のお供え花

故人の好みに合わせた花


自宅で法要を行う場合には、故人の好みに合わせることも可能です。
例えばバラが好きな方であれば、色のついたバラを使用したアレンジメントでも問題ありません。

ユリが好きだった方であればユリを、派手なお花が好きだった人であれば、派手なものでも構いません。
ご自宅で法要をするのであれば、しきたりやマナーよりも故人が喜ぶかどうかを優先したほうが、その人らしい法要となるでしょう。


四十九日のお供え花

(2)お悔やみ花を贈る際のマナー

四十九日法要でのマナーとタブー


法要でのマナーなどは宗旨や宗派によっても異なりますので、一概に言う事は出来ません。
お供えの花の事で言えば、一般的には白系のお花を使う事が多いです。
また、ユリやチューリップの花は猫が誤食すると腎臓に悪影響を及ぼします。

自宅にネコちゃんがいる場合には、ユリとチューリップの花は飾らないように注意してください。

ペットのいるご家庭への配慮


お悔やみ花を送る際には、贈る家庭にペットがいるかどうかも重要なポイントです。特に猫を飼っているご家庭では、ユリやチューリップは避けるべきです
これらの花には、猫の腎臓に悪影響を与える成分が含まれているため、誤って食べてしまうと健康を害する危険性があります。ペットがいる家庭にお悔やみ花を贈る場合は、事前に確認し、安全な花を選ぶようにしましょう。


四十九日のお供え花


(3)自宅で四十九日を行う際のお悔やみ花


四十九日のお悔やみ花の価格帯と予算の目安


お悔やみ花の価格は、花材やアレンジメントの規模により異なりますが、一般的には4000円から1万円程度が相場とされています。
四十九日の法要が行われる場合には、1対のアレンジメントを祭壇に供えることが多いです。
1対のアレンジメントは1つ5000円から15000円で、1対ですのでこれが2つになります
小規模の四十九日法要の場合には、1つでも問題ありません。
以下のグラフは1周忌の場合のお供え花の相場です(当社調べ)
どうぞご参考になさってください。
お供え花グラフ

四十九日のお供え花

花屋とネット通販の比較


お悔やみ花を購入する際、お花屋さんとオンラインショップにはそれぞれメリットとデメリットがあります。

   メリット デメリット
ネット通販 ・どこでも注文できる
・様々なショップから選べる
・発送の際に荷物事故が起こる可能性がある
お花屋さん ・お花を直接配達してくれる
・実際に見て購入できる
・お届け先が遠方だと配達できない

まず、お墓のお花をお探しの場合には、地元のお花屋さんで購入する方がよいでしょう。
理由としてお墓花のサイズを相談しながら選べることや、地元の文化や風習に合った花材を選ぶことが可能な点が挙げられます。
その他のフラワーアレンジメントでしたら、オンラインショップも選択肢に入ってきます。
特に遠方に住んでいる場合や、忙しくて時間が取れない場合には、スマホで簡単に購入できるオンラインショップの利用が便利です。 ただし、配送の際のトラブル(遅延や破損など)にも注意が必要です。
法要の日程に遅れないよう、前もって配送日を指定し、前日もしくは前々日に届くように手配するのが安心です。
お花の鮮度に関しては、1日~2日程度ではそれほど差は付きません。


よく夏場にクール便を使用しているかというお問い合わせがありますが、クール便はお花を運ぶには低温すぎるため、逆にお花を傷めてしまうリスクがあります。
少し専門的な話になりますが、お花は暑さでしおれるのではなく、暑さで水にバクテリアが繁殖し、バクテリアがお花の導管という水が通る管を詰まらせることによってしおれます。
フラワーズ・ドゥでは、夏場に強いお花を選んで使用し、バクテリアの繁殖対策をして商品を発送しておりますので、着いてすぐにしおれる事はありません。


四十九日のお供え花

オンラインショップでの購入時、購入後の注意点


ネットでお花を購入する場合には、以下の2点を見るとよいでしょう。

・実際に送った商品の写真を確認出来るか
・商品にトラブルがあった場合、対応可能か


まず「実際に送った商品の写真を確認出来るか」ですが、これはショップのウェブサイトを見れば確認出来ます。フラワーズ・ドゥでは、Instagramに毎日、実際にお送りする商品を全て掲載しております。
フラワーアレンジメントであれば、母の日期間と年間数日のお休みを除き、お送りするお花を掲載しておりますので、ぜひ一度ご覧ください。

商品の実際の写真が分かれば、見本写真との微妙な違いやテイストが確認出来るため、納得のいくお花を選ぶことが出来ます。


もう1点の「商品にトラブルがあった場合、対応可能か」という点ですが、ネットでの購入には商品の破損、延着といったリスクがあります。
この中で、延着の場合には残念ですが補償対象外です。これは、ヤマト運輸の規約でそうなっておりますので、ご購入の際には、必ず到着希望日の前日もしくは前々日に届くように手配してください。 場所がお寺や会館などであっても同様ですので、ご注意ください。

商品の破損に関しましては、破損していることが写真などで確認出来れば交換可能です。
ただし、こちらもすぐに交換は出来ませんので、同じく到着希望日の前日もしくは前々日に届くように手配してください。


商品が破損していた場合には、まずヤマト運輸に連絡します(0120-01-9625)そこでオペレーターのかたに、伝票番号などの情報をお伝えし、荷物が破損していたので受け取れない事をお伝えします。
その後、ショップの方に連絡を入れてください。

フラワーズ・ドゥでは、万が一破損していた場合には、交換に際し追加の料金はいただきません。
実際にどういった商品が送られてのか、そして万が一問題があった時にどのように対応出来るか。
あまり語られないこういった情報をオープンにしているかどうかも、ネットショップを選ぶ際に重要です。


四十九日のお供え花

(4)メッセージカード、立て札について

立て札に書く内容


立て札には、通常、贈り主の名前を記載しますが、「〇〇家より」や「〇〇一同」といった形式で記載するのが一般的です。
フラワーズ・ドゥでは、ハガキサイズのカードを横にしたものを、お花にお付けして発送いたします。立て札やメッセージカードは、特につける必要はありませんが、誰から来たのか分かりやすくなるというメリットがあります。

あまり大げさにしたくない方は、逆に立て札を付けない選択肢もあります。

メッセージカードの例文

どうぞ安らかな旅立ちでありますよう、心からお祈りいたします

ご生前の面影を偲び、あらためてご冥福をお祈りいたします

心ばかりのお花を送らせていただきます。御霊前にお供えください

ご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます


四十九日のお供え花

(4)四十九日法要に関するよくある質問

→・Q1.四十九日の法要に供えるお花は?
四十九日の法要には、基本的に白を基調とした花にします。 フラワーアレンジメントや胡蝶蘭などをお供えすることが多いです。
法要後、お墓に出向く場合にはお墓花も用意する必要があります。お墓花は地域の風習等に合わせたものをお選びください。

→・Q2.四十九日のお供えに胡蝶蘭は大丈夫ですか?
胡蝶蘭は最近では四十九日のお悔やみのお花としてポピュラーなものになってきています。 白系の胡蝶蘭 であれば、お悔やみの花として最上級のものとなりますので、ご予算が合えばおすすめいたします。
ただし、胡蝶蘭は高さが90cmくらいありますので、その点ご注意ください。

→・Q3.四十九日を過ぎたらどんな花を贈る?
四十九日を過ぎたら特に白系のお花にこだわる事はありません。 例えば、故人が生前好きだった色や花を取り入れたアレンジメントを贈ることで、より個人的で心のこもった追悼ができます。

→・Q4.仏壇に鉢植えはダメな理由は?
よく言われているのが、仏壇に鉢植えを供えることは、「根が張る」という鉢植えの特性が「家庭に不幸が根付く」という忌み言葉に通じるとされているためです。 胡蝶蘭はお供えのお花として広く認知されてきているので、時代が進めば鉢植えを置かれることも増えてくるかも知れません。

ただ、 アジサイやポインセチアは動物が誤食すると嘔吐や体調不良の原因となります。動物のいるご家庭では置くことを避けてください。

→・Q5.49日のお花代の相場は?
四十九日に供えるお花の相場は、一般的に5000円から1万円程度が目安とされています。胡蝶蘭であれば20000円程度が相場となっております。

→・Q6.家に造花はダメなんでしょうか?
 夏場であれば、お仏壇の花を造花にすることは、それほど悪い選択肢ではないと考えます。 
ただ、四十九日や一周忌などの節目の法要などは、いつもと違う生花を飾ることにより、故人への思いを新たにする側面もあるかと考えております。 

四十九日のお供え花

まとめ

 四十九日法要をご自宅で行う場合のお花の選びかた、お花屋さんとネットでお花を購入する違い、またマナーや立て札など多岐にわたってご案内してきました。 
  お供えのお花も時代とともに変わっていきますので、最新の情報を常に更新するように当社も努力してまいります。 
この記事を読んでいただいた方々が、 納得のいくお花を選び、故人へのお供えとすることが出来ましたら、とてもうれしいです。 
この記事に関するお問い合わせがあれば、フラワーズ・ドゥのお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。
読んでいただき、ありがとうございました。