最終更新日:2025年07月05日

喪中はがきのお返しに花を贈るマナー【 喪中見舞い の相場とタブー  2025最新】

11月から12月初旬にかけてご遺族から届く喪中はがきは、年賀状辞退のご挨拶であると同時に、故人とのお別れを知らせる大切なおたよりです。
突然届いた一枚で初めて訃報を知り、「喪中はがきのお返しに花を贈るべきか」「どんな喪中見舞いの花がふさわしいのか」と戸惑う方も少なくありません。
本記事では、喪中はがきを受け取った際に―お返しとして花を贈るタイミング・相場・色合い・花材の選び方―といった基本マナーをわかりやすく解説します。白菊や胡蝶蘭などの定番から、最近増えている淡いカラー系のアレンジまで、最新の“お悔やみ花”トレンドを交えながら、ペットのいるお宅や四十九日後の配慮ポイントも網羅しました。
さらに「喪中に花を贈る」シーンで役立つメッセージカードや立て札の文例も豊富にご紹介。
相手に負担を掛けず、温かな気持ちを届ける喪中見舞いの方法を一つひとつ丁寧にご案内しますので、どうぞ最後まで参考になさってください。


目次


(1)喪中見舞いのお供え花とは?


喪中はがきを受け取った方が、故人に哀悼の意を表するために、お送りするお供え花です。

主に11月末ごろから12月の末にかけてお送りいたします。お花の色や形については特に決まり事はありません。
その年の初めごろ亡くなっていた場合には10ヶ月以上時間が経過している場合もございますが、遅すぎるという事はございません
お花はおもに、すぐに飾れるフラワーアレンジメントをお送りします。

喪中見舞いのお花はこちらからご購入いただけます

喪中はがきとは?


喪中はがきとは、その年にお亡くなりになった方の家族が、故人やご家族の過去の年賀状などから、故人が亡くなっている旨や喪中につき年賀状をご辞退することを伝えるためのものです

現在でも一般的に行われている日本の風習で、これを受け取って知人の死去を初めて知ったという方も少なくありません

喪中見舞いとして花を贈るべきか?(お返しの可否と考え方)


喪中はがきは年賀欠礼のご挨拶であり、本来お返しを義務づけるものではありません。
しかし、親しい間柄で訃報を知った場合や日頃お世話になっている相手には、喪中見舞いの花を贈って哀悼と励ましの気持ちを形にする方が増えています。

【花を贈るメリット】
・現金や高額品よりも相手の負担が少ない(後日の返礼を気にさせない)
・白や淡い色合いのアレンジは視覚的にも穏やかで気持ちが伝わりやすい
・定番の菊・胡蝶蘭などは宗派を問わず選びやすい

【贈るか迷ったときの判断基準】
(1) 故人・ご遺族との関係の深さ(親しいほど花を贈る傾向)
(2) 四十九日を過ぎたかどうか(過ぎていれば淡いカラーも可)
(3) 相手の宗教・地域慣習(迷ったら白基調の無宗派向けを選択)

まとめ
・喪中はがきへのお返しは必須ではないが、花は弔意をスマートに伝える最適手段
・関係性・時期・宗教慣習を確認し、白または淡い色合いの上品なアレンジを選ぶと安心です。
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<喪中見舞いの花> ラベンダーメモリー

価格:5,000円台

サイズ:高さ32cm × 横27cm × 奥行25cm

主な花材:染めスプレーマム/白カーネーション/スターチス

商品ページへ
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<喪中見舞いの花> ソワレ

価格:5,500円(税込6,050円)

サイズ:高さ38cm × 横30cm × 奥行26cm

主な花材:白バラ/トルコギキョウ/スターチス

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<喪中見舞いの花> Ren

価格:4,400円(税込4,840円)

サイズ:高さ25cm × 横22cm × 奥行20cm

主な花材:白バラ/ラベンダーカーネーション/かすみ草

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<喪中見舞いの花> ラブリーラベンダー

価格:7,000円(税込7,700円)

サイズ:高さ40cm × 横35cm × 奥行30cm

主な花材:染めバラ/ガーベラ/カーネーション/かすみ草

商品ページへ

日にちが経過しているのにお花を送っても大丈夫?


喪中はがきで初めて知人や友人がお亡くなりになっていたのを知った方は、日にちが経っているのにお供え花を送っても良いのかと言う疑問がございます。
これに関しましては、結論から申せば問題はございません

例えばその年の1月にお亡くなりになった場合には、10ヵ月近く経っておりますが、お亡くなりになって1年以内は広い範囲での喪中であり、お供え花を飾っても問題はございません。
ですので、喪中はがきが届いて初めて個人の個人がお亡くなりになったことを知った場合でも、お供えのお花をお送りするのが良いでしょう。

(2)喪中はがきに対するお供え花の種類や相場

お供え花の使用されるお花には様々なものがありますが、喪中はがきのご返礼としてお供え花をお贈りする場合には時期的に冬のお花をメインにしたものになります。

定番の菊、カーネーション、バラなどに加え、かすみ草などのお花でアレンジしたものをお送りいたします。
相場に関しては、半数以上のお客様が5000円から7000円の商品を選択されております


・お供えのお花はこちらからご購入いただけます

お悔やみのお花の種類と
使われるお花


お悔やみのお花はどんなお花の種類があり、どのようなお花が使用されているのでしょうか?
毎日お花を扱っている当社では当たり前の事でも、お悔やみのお花を初めて贈るかたや、お花を贈る事自体が初めてという方もいらっしゃるとおもいますので、ここではお供え花として送られるお花の種類や、使用される花材について詳しく説明いたします。

フラワーアレンジメント


お供えアレンジメント 一般的に贈られるお花はフラワーアレンジメントです。
オアシスと呼ばれているスポンジ状の花入れにお花が挿してある形状で、ご予算や色などがたくさん用意されています。
フラワーアレンジメントはだいたい4000円~15000円くらいの価格帯となっており、喪中見舞いには関係性などで予算が異なります。

一般的には5000円~10000未満の価格帯が多いです。
最近ではペット用のお悔やみのお花も非常に人気があります。

胡蝶蘭

お悔やみの胡蝶蘭 胡蝶蘭は豪華な花姿でお供えのお花としても最近は人気が高いです。
花保ちも非常によく美しい花ですが、喪中見舞いをお贈りする冬場ですと、東北以北ではお花が凍るリスクがありますので、おすすめ出来ません。

予算は20000円くらいからとなり、お花の中では高額な商品です。

お悔やみで使われるお花


菊の花イラスト

菊(マム):

日本の伝統的な弔いの花です。
最近の品種はカラーや花姿が豊富で、菊のイメージがおしゃれなものに変わりつつあります。
当社ではスプレーマムを様々なカラーに染めた商品もご用意して、好評をいただいております。

胡蝶蘭のイラスト

胡蝶蘭:

主に鉢物で使われる胡蝶蘭ですが、切り花としても使用されます。 豪華な花姿は特徴的で人気も高いですが、寒さに弱いので喪中見舞いの時期には東北より北の地方には贈らないほうが良いです白いバラのイラスト

バラ:

お供え花の場合日本では、白いバラを主に使用いたします。海外では赤色を始め、様々な色でもお供え花として使用されています。

白いユリのイラスト ユリ: お悔やみのお花でもよく使用されています。可憐な花びらと高級感のある姿が特徴的ですが、一般家庭で猫ちゃんのいる家に送ることは推奨いたしません

白いカーネーション

カーネーション:

カーネーションは白色のほかにも、染め花のラベンダーやブルーなどおしゃれな色合いのものをご用意しております。

お供え花に選ばれる花材とタブー


お供え花を選ぶときの基本はご遺族への思いやり安全性
昔はトゲのある花=縁起が悪いという説がありましたが根拠はなく迷信に過ぎません。バラなどトゲを持つ花でも弔花に問題なく用いられます。
ただし冬の寒冷地へ配送する場合は凍結しやすい花材を避ける配慮が必要です。
またペット(特に猫)がいるご家庭では有害植物を避けることも大切です。
以下を目安に選ぶと安心です。


  • 寒さに弱く凍結しやすい花──ユリ/胡蝶蘭/ガーベラは冬の寒冷地への発送を避ける。
  • ペットがいる家ではユリ/チューリップ/アジサイは毒性があるため贈らない。
  • トゲのある花(白バラなど)は迷信で問題なし、扱いに注意すれば弔花として使用可。
  • や濃い色の花は四十九日後が基本。淡い色合いなら忌中でも比較的安心。

【よく使用される花材と解説】
  • マム──弔花の王道。染め菊やフルブルームなど新しい品種で表情豊か。
  • 白ユリ──豪華で人気だが猫には毒。寒冷地では凍結リスクも。
  • トルコギキョウ/白カーネーション──淡いパステル調で柔らかな印象。
  • ガーベラ──可愛く明るいが寒冷地には非推奨。
  • かすみ草──耐寒性があり花持ちも良い。
  • 胡蝶蘭──香り控えめで日持ち良いが寒さに弱い。
  • バラ(白・染め花)──安全性が高く「清純」「尊敬」の花言葉で採用例増加。
  • アジサイ──ペットに毒性があり寒さにも弱い。

お供え花の相場や予算

当社では、喪中はがきの返礼としてご購入いただいた方およそ1000人分の方の購買傾向を分析いたしました。
その結果、以下のような予算でご購入されておりました。

お供え花相場グラフ

4000円~5000円 10%
5000円~7000円 60%
7000円~10000円 25%
10000円以上 5%


これを見ると、「5000円~7000円」の価格帯のものが一番多くご注文されており、次は「7000円~10000円」という結果になりました。
ご購入の際にどうぞご参考になさってください。
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<喪中見舞いの花> Ren

価格:4,000円(税込4,400円)

サイズ:高さ25cm × 横24cm × 奥行22cm

主な花材:バラ/カーネーション/ヒペリカム/かすみ草

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<喪中見舞いの花> キュートラベンダー

価格:5,000円(税込5,500円)

サイズ:高さ34cm × 横30cm × 奥行25cm

主な花材:バラ/ガーベラ/カーネーション/スプレーマム/かすみ草

商品ページへ
<span style=喪中見舞いの花 ラブリーラベンダー">

<喪中見舞いの花> ラブリーラベンダー

価格:7,000円(税込7,700円)

サイズ:高さ40cm × 横30cm × 奥行30cm

主な花材:バラ/ガーベラ/カーネーション/スプレーマム/かすみ草/スターチス

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<喪中見舞いの花> 胡蝶蘭 白(LL)

価格:20,000円(税込22,000円)

サイズ:高さ90cm × 横60cm

主な花材:胡蝶蘭(30輪以上)

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・お供えのお花 ご予算に合わせてお選びいただけます


(3)喪中はがきに対するお供え花を贈る際の注意点

お供えのイメージ画像
「いつお供え花を送るのが適切か」と「タブーや失礼になるか」が、送る際の疑問として多いのではないでしょうか。
用途によっては少しばかり異なりますが、タブーやマナーに関する心配は必要ありません
お悔やみのお花は贈り主の気持ちを表すものであり、送り方に関して失礼やマナー違反は原則ないと言えます。

しかし、注意すべき点もいくつかありますので、用途別に注意事項を記載します。

お供え花を贈るタイミング

「既に時間が経ってしまっているので、喪中はがきにお花を送っていいのかわからない」というお問い合わせをよく受けます。
仏式の場合、通常49日間は喪中期間とされていますので、その時期には遅すぎるということはありません。
年賀状辞退の葉書で初めて逝去を知った場合は数ヶ月が経過していますが、その場合でもメッセージカードに葉書にて逝去を知ったことを記した文言を付けて送ることができます

喪中はがきは通常11月末から12月初に届きます。
タイミングとしては喪中はがきが届いてすぐにお花の手配をしてもよいですし、12月の中旬過ぎに届いた場合には年末のお正月にお迎えするためのお供え花として12月25日~30日頃に送ることも出来ます。
ただし、その場合にはお正月の帰省などでお家を長期空けることがないか確認しておくと良いでしょう

お供え花を贈る際に気を付けることやタブー


猫ちゃんがいる家に送るお花に関して、1つ注意する点があります。ユリ科の花(例えば百合やチューリップ)は送らないようにしてください。

最近の研究で、猫がユリ科の植物の花びらを食べた場合に腎臓に悪影響がある可能性が報告されています
猫は腎臓が弱い生き物であり、その解決に向けた研究も進んでいますが、現時点ではユリ科の花を送らない方が良いです。
白い菊だけだった昔のお供え花の世界も時代が進み変わっています。
多くのお客様から「色の付いた花もお供え花に使っていいのか?」といった質問がありますが、色の付いた花や洋花を使う制限はないので、問題ないです。
ただ、多くの人が集まる場合、仏教でいう「四十九日」までは誤解を避けるため、白系の花を贈ることをお勧めします。



・お供えのお花はこちらからご購入いただけます

(4)メッセージカードの書き方やテンプレート


メッセージカードや立て札は、お供え花の場合お付けにならない方が全体の半分以上ですので、付けなければならないという事はございません

ただ、相手のご家族と交流がなく、どのような関係かを故人のご家族がよく知らない場合や、故人にメッセージとして伝えたい場合には、お付けしたほうがよいでしょう。
ここでは、メッセージカードの記入方法や立て札の例やテンプレートをご用意しておりますので、ご参考になさってください。

メッセージカードの記入方法、テンプレート


メッセージカードの記入に関しては、特に決まり事やタブーなどはございませんので、哀悼の気持ちが伝わるような文言であれば問題ございません。

故人のご家族と交流が全くない場合には、メッセージカード内に「昔、〇〇でお世話になった~」や、「〇年前に同じ会社の同僚の~」など、関係性が分かるようにしておくのがよいでしょう。
以下、喪中はがきのお供え花よく使用される文言のテンプレート集です。
どうぞご参考になさってください。

・○○様の訃報に接し、心からお悔やみを申し上げます。ご冥福をお祈りいたします。

・喪中葉書で知り、ただ茫然としました。大変お世話になり、感謝で一杯です。お供え頂ければ幸いです。どうぞ御身体ご自愛なさってください。

・喪中のお知らせで○○様のご逝去を知りとても驚いております。心よりお悔やみ申し上げます。

・知らせの葉書を受け取って驚きました。まだまだ悲しみは薄れないと思いますが、体調を崩さないようにお過ごし下さい。心ばかりですが、お供えください。

・□□家の皆さまへ このたびはお母様のご逝去に際し、心よりお悔やみ申し上げます。ご家族の皆さまの優しさに包まれて、心安らかに眠られていることでしょう。
○○様のご冥福お祈りしております。
   

喪中見舞いのお花はこちらからご購入いただけます


立て札について


立て札とは、花を供える際に花と一緒に立てられるカードのことです。
この立て札には、花を供える人の名前が記載されています。主にお葬式や法事などで使われます。


メッセージがその名の通りメッセージを入れるのに対し、立て札はメッセージは入れずに、贈り主様のお名前を入れます。

お供え花立て札縦書きのイメージ お供え花立て札縦書きの例

お供え花横書きのイメージ お供え花立て札ヨコ書きの例

縦でも横でも、どちらでもかまいません。
当社の場合ですと、横書きが基本となります。

(5)喪中見舞いのQ&A


  • Q1. 喪中はがきが届いたらどんな花を贈ればいい?

    喪中はがき直後は白菊・白バラ・トルコギキョウ・カーネーションなど白や淡パステルの香り控えめな花が無難です。猫がいるご家庭にはユリを避けましょう。

  • Q2. 喪中の方へ贈る花の選び方は?

    ペットの有無や置き場所・寒冷地かどうかを確認し、四十九日前後のタイミングで花材を調整します。小ぶりのアレンジは玄関向き、大きな祭壇には白胡蝶蘭が映えます。

  • Q3. お悔やみ花にタブーはある?

    色やトゲに正式な禁忌はありません。ただしペットに有害な花(ユリ・チューリップ・アジサイ)と凍結しやすい花を寒冷地へ送ることは避けてください。

  • Q4. 喪中見舞いに適した花の色は?

    忌中は白基調または淡いピンクやラベンダーが基本です。忌明け後は淡いブルーや優しい黄色をアクセントにしても問題ありません。濃い赤は四十九日後に。

  • Q5. 喪中はがきを受け取ってから何日以内にお花を贈ればよい?

    ベストは到着から7〜14日以内です。年末年始にかかる場合は松の内を避け、1月中旬着に調整すると安心です。

  • Q6. 喪中見舞いの花の予算相場はどのくらい?

    相場は4,000〜8,000円が中心。友人・親族には5,000〜8,000円、取引先や上司には8,000〜15,000円の白胡蝶蘭や大きめアレンジが適切です。上限は2万円程度が目安。

  • Q7. メッセージカードや立て札にはどんな文面を添えるべき?

    立て札は「御供 株式会社○○」など頭書き+贈り主名を2〜3行で。カードは150文字以内で「喪中御見舞」「謹んで哀悼の意を表します」などの頭書きと短いお悔やみ文を添えます。例:「拝啓 喪中はがきを拝受し、深くお悔やみ申し上げます。心ばかりのお花をお届けいたします。ご冥福をお祈りいたします。」

まとめ

喪中はがきに対するお供え花はのマナーや贈る時期について解説してまいりました。
最近では、色の付いたお花や、菊の入っていないお花もお供え花としてよく使用されるようになり、時代の移り変わりを感じます。
ただ、時代が変わっても変わることのないのは故人を偲ぶ心であり、心を伝えるツールとしてお供え花がお役に立てれば、当社としても大変嬉しく思います。

このブログは新しい情報などがあれば随時更新していきますので、また機会がありましたら是非ご覧ください。
これを読んでくださった皆様も、ぜひご感想やご意見等いただければ幸いでございます。
皆さまが送るお供え花が、故人や大切な方々の痛みを癒すことができるように、私たちも心を込めて制作いたします。
この文章を読んでいただき、ありがとうございました。