最終更新日:2024年11月24日

喪中はがきを受け取ったときのお供え花を贈るマナー、 喪中見舞い の相場、タブーなどを解説

11月から12月の初めごろまでに、その年お亡くなりになった方の家族が、故人とのお付き合いがあった方への年賀状を辞退する趣旨の喪中はがきをお送りする風習がございます。
喪中はがきが届いて、初めて故人のがお亡くなりになったことを知る方も多く、どのようにしてお花を送ったら良いかその際の作法やマナー、お花の色や種類など、様々な疑問があるかと思います。
そういった疑問に一つ一つお答えしていきながら、最近のお悔やみ花のトレンドや、メッセージカード、立て札等の書き方やテンプレートなどもご案内しておりますので、ぜひお役立て下さい。



(1)喪中見舞いのお供え花とは?


喪中はがきを受け取った方が、故人に哀悼の意を表するために、お送りするお供え花です。

主に11月末ごろから12月の末にかけてお送りいたします。お花の色や形については特に決まり事はありません。
その年の初めごろ亡くなっていた場合には10ヶ月以上時間が経過している場合もございますが、遅すぎるという事はございません
お花はおもに、すぐに飾れるフラワーアレンジメントをお送りします。

・お供えのお花はこちらからご購入いただけます

喪中はがきとは?


喪中はがきとは、その年にお亡くなりになった方の家族が、故人やご家族の過去の年賀状などから、故人が亡くなっている旨や喪中につき年賀状をご辞退することを伝えるためのものです

現在でも一般的に行われている日本の風習で、これを受け取って知人の死去を初めて知ったという方も少なくありません

喪中見舞いはどうしたら良い?


喪中見舞いの種類といたしましては、電話やメールでご連絡する、あるいはお悔やみのお花やお花代と呼ばれる香典などをお送りしそこにメッセージをお付けすることも広く行われております。

日にちが経過しているのにお花を送っても大丈夫?


喪中はがきで初めて知人や友人がお亡くなりになっていたのを知った方は、日にちが経っているのにお供え花を送っても良いのかと言う疑問がございます。
これに関しましては、結論から申せば問題はございません

例えばその年の1月にお亡くなりになった場合には、10ヵ月近く経っておりますが、お亡くなりになって1年以内は広い範囲での喪中であり、お供え花を飾っても問題はございません。
ですので、喪中はがきが届いて初めて個人の個人がお亡くなりになったことを知った場合でも、お供えのお花をお送りするのが良いでしょう。

(2)喪中はがきに対するお供え花の種類や相場

お供え花の使用されるお花には様々なものがありますが、喪中はがきのご返礼としてお供え花をお贈りする場合には時期的に冬のお花をメインにしたものになります。

定番の菊、カーネーション、バラなどに加え、かすみ草などのお花でアレンジしたものをお送りいたします。
相場に関しては、半数以上のお客様が5000円から7000円の商品を選択されております


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お悔やみのお花の種類と
使われるお花


お悔やみのお花はどんなお花の種類があり、どのようなお花が使用されているのでしょうか?
毎日お花を扱っている当社では当たり前の事でも、お悔やみのお花を初めて贈るかたや、お花を贈る事自体が初めてという方もいらっしゃるとおもいますので、ここではお供え花として送られるお花の種類や、使用される花材について詳しく説明いたします。

フラワーアレンジメント


お供えアレンジメント 一般的に贈られるお花はフラワーアレンジメントです。
オアシスと呼ばれているスポンジ状の花入れにお花が挿してある形状で、ご予算や色などがたくさん用意されています。
フラワーアレンジメントはだいたい4000円~15000円くらいの価格帯となっており、喪中見舞いには関係性などで予算が異なります。

一般的には5000円~10000未満の価格帯が多いです。
最近ではペット用のお悔やみのお花も非常に人気があります。

胡蝶蘭

お悔やみの胡蝶蘭 胡蝶蘭は豪華な花姿でお供えのお花としても最近は人気が高いです。
花保ちも非常によく美しい花ですが、喪中見舞いをお贈りする冬場ですと、東北以北ではお花が凍るリスクがありますので、おすすめ出来ません。

予算は20000円くらいからとなり、お花の中では高額な商品です。

お悔やみで使われるお花


菊の花イラスト

菊(マム):

日本の伝統的な弔いの花です。
最近の品種はカラーや花姿が豊富で、菊のイメージがおしゃれなものに変わりつつあります。
当社ではスプレーマムを様々なカラーに染めた商品もご用意して、好評をいただいております。

胡蝶蘭のイラスト

胡蝶蘭:

主に鉢物で使われる胡蝶蘭ですが、切り花としても使用されます。 豪華な花姿は特徴的で人気も高いですが、寒さに弱いので喪中見舞いの時期には東北より北の地方には贈らないほうが良いです白いバラのイラスト

バラ:

お供え花の場合日本では、白いバラを主に使用いたします。海外では赤色を始め、様々な色でもお供え花として使用されています。

白いユリのイラスト ユリ: お悔やみのお花でもよく使用されています。可憐な花びらと高級感のある姿が特徴的ですが、一般家庭で猫ちゃんのいる家に送ることは推奨いたしません

白いカーネーション

カーネーション:

カーネーションは白色のほかにも、染め花のラベンダーやブルーなどおしゃれな色合いのものをご用意しております。

お供え花の相場や予算

当社では、喪中はがきの返礼としてご購入いただいた方およそ1000人分の方の購買傾向を分析いたしました。
その結果、以下のような予算でご購入されておりました。

お供え花相場グラフ

4000円~5000円 10%
5000円~7000円 60%
7000円~10000円 25%
10000円以上 5%


これを見ると、「5000円~7000円」の価格帯のものが一番多くご注文されており、次は「7000円~10000円」という結果になりました。
ご購入の際にどうぞご参考になさってください。

・お供えのお花 ご予算に合わせてお選びいただけます


(3)喪中はがきに対するお供え花を贈る際の注意点

お供えのイメージ画像
「いつお供え花を送るのが適切か」と「タブーや失礼になるか」が、送る際の疑問として多いのではないでしょうか。
用途によっては少しばかり異なりますが、タブーやマナーに関する心配は必要ありません
お悔やみのお花は贈り主の気持ちを表すものであり、送り方に関して失礼やマナー違反は原則ないと言えます。

しかし、注意すべき点もいくつかありますので、用途別に注意事項を記載します。

お供え花を贈るタイミング

「既に時間が経ってしまっているので、喪中はがきにお花を送っていいのかわからない」というお問い合わせをよく受けます。
仏式の場合、通常49日間は喪中期間とされていますので、その時期には遅すぎるということはありません。
年賀状辞退の葉書で初めて逝去を知った場合は数ヶ月が経過していますが、その場合でもメッセージカードに葉書にて逝去を知ったことを記した文言を付けて送ることができます

喪中はがきは通常11月末から12月初に届きます。
タイミングとしては喪中はがきが届いてすぐにお花の手配をしてもよいですし、12月の中旬過ぎに届いた場合には年末のお正月にお迎えするためのお供え花として12月25日~30日頃に送ることも出来ます。
ただし、その場合にはお正月の帰省などでお家を長期空けることがないか確認しておくと良いでしょう

お供え花を贈る際に気を付けることやタブー


猫ちゃんがいる家に送るお花に関して、1つ注意する点があります。ユリ科の花(例えば百合やチューリップ)は送らないようにしてください。

最近の研究で、猫がユリ科の植物の花びらを食べた場合に腎臓に悪影響がある可能性が報告されています
猫は腎臓が弱い生き物であり、その解決に向けた研究も進んでいますが、現時点ではユリ科の花を送らない方が良いです。
白い菊だけだった昔のお供え花の世界も時代が進み変わっています。
多くのお客様から「色の付いた花もお供え花に使っていいのか?」といった質問がありますが、色の付いた花や洋花を使う制限はないので、問題ないです。
ただ、多くの人が集まる場合、仏教でいう「四十九日」までは誤解を避けるため、白系の花を贈ることをお勧めします。



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(4)メッセージカードの書き方やテンプレート


メッセージカードや立て札は、お供え花の場合お付けにならない方が全体の半分以上ですので、付けなければならないという事はございません

ただ、相手のご家族と交流がなく、どのような関係かを故人のご家族がよく知らない場合や、故人にメッセージとして伝えたい場合には、お付けしたほうがよいでしょう。
ここでは、メッセージカードの記入方法や立て札の例やテンプレートをご用意しておりますので、ご参考になさってください。

メッセージカードの記入方法、テンプレート


メッセージカードの記入に関しては、特に決まり事やタブーなどはございませんので、哀悼の気持ちが伝わるような文言であれば問題ございません。

故人のご家族と交流が全くない場合には、メッセージカード内に「昔、〇〇でお世話になった~」や、「〇年前に同じ会社の同僚の~」など、関係性が分かるようにしておくのがよいでしょう。
以下、喪中はがきのお供え花よく使用される文言のテンプレート集です。
どうぞご参考になさってください。

・○○様の訃報に接し、心からお悔やみを申し上げます。ご冥福をお祈りいたします。

・喪中葉書で知り、ただ茫然としました。大変お世話になり、感謝で一杯です。お供え頂ければ幸いです。どうぞ御身体ご自愛なさってください。

・喪中のお知らせで○○様のご逝去を知りとても驚いております。心よりお悔やみ申し上げます。

・知らせの葉書を受け取って驚きました。まだまだ悲しみは薄れないと思いますが、体調を崩さないようにお過ごし下さい。心ばかりですが、お供えください。

・□□家の皆さまへ このたびはお母様のご逝去に際し、心よりお悔やみ申し上げます。ご家族の皆さまの優しさに包まれて、心安らかに眠られていることでしょう。
○○様のご冥福お祈りしております。
   


メッセージと立て札


立て札とは、花を供える際に花と一緒に立てられるカードのことです。
この立て札には、花を供える人の名前が記載されています。主にお葬式や法事などで使われます。


メッセージがその名の通りメッセージを入れるのに対し、立て札はメッセージは入れずに、贈り主様のお名前を入れます。

お供え花立て札縦書きのイメージ お供え花立て札縦書きの例

お供え花横書きのイメージ お供え花立て札ヨコ書きの例

縦でも横でも、どちらでもかまいません。
当社の場合ですと、お花の大きさやバランスを考慮し、柔軟に対応しております。

(5)喪中見舞いのQ&A


Q1.喪中はがきが届いたらどんなお花を贈ればいいですか?


基本的にはフラワーアレンジメントで、すぐに飾ることが出来て予算も4000円~10000円くらいまでのお花が人気です。
あとは胡蝶蘭などもよく選ばれますが、喪中見舞いの時期は寒くなります、胡蝶蘭は寒さに弱いので東北以北の寒い地域には贈らない方がよいでしょう。

Q2.喪中の人に贈る花は?


一般的にはカーネーションなどの入ったフラワーアレンジメントがよく選ばれますが、バラやトルコギキョウなど洋花のアレンジメントも人気です。
49日をすでに過ぎていれば色が入っても問題ありませんので、故人の好きだったお花や、故人らしいお花をチョイスするのがよいでしょう。

Q3.お悔やみのお花にタブーはありますか?


特にタブーはありませんが、49日までは白系のお花が無難です。
それと、動物を飼っている家には、ユリやチューリップのお花は送らないようにしましょう
ユリやチューリップの花びらには、猫の腎臓に問題を起こす成分が含まれています。
動物を飼っているお宅にはユリやチューリップはNGと覚えておくとよいです。

Q4.喪中見舞いに贈る花の色は?


49日を過ぎていれば色の入ったお花でも全く問題ありません。
最近では染め花を使用したモダンでおしゃれなアレンジメントもありますので、個性豊かで素敵なお悔やみのお花を贈ることが出来ます。
49日の法要が終わっていない場合には、白系のお花を贈るのが無難です。

まとめ

喪中はがきに対するお供え花はのマナーや贈る時期について解説してまいりました。
最近では、色の付いたお花や、菊の入っていないお花もお供え花としてよく使用されるようになり、時代の移り変わりを感じます。
ただ、時代が変わっても変わることのないのは故人を偲ぶ心であり、心を伝えるツールとしてお供え花がお役に立てれば、当社としても大変嬉しく思います。

このブログは新しい情報などがあれば随時更新していきますので、また機会がありましたら是非ご覧ください。
これを読んでくださった皆様も、ぜひご感想やご意見等いただければ幸いでございます。
皆さまが送るお供え花が、故人や大切な方々の痛みを癒すことができるように、私たちも心を込めて制作いたします。
この文章を読んでいただき、ありがとうございました。




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